AL2023とUbuntuの比較
Date2026/08/12 Last Modified2026/08/12
概要
OSの選定をするときに基本的に慣習に則るだけだったので、改めて選定理由を集めてみようと思った。
普段はAmazonLinux2023を使っているが、それを選ぶメリットやデメリット、Ubuntuと比較してどうなのかという点を調べてみた。
AmazonLinux2023の特徴
AWSで動かすためのLinuxとして、AWSが提供しているLinuxディストリビューションである。
AmazonLinux2の後継であり、2023とあるが古いわけではなく、最新バージョンのLTSは2029年まであるため十分新しい。(Ubuntu26.04は2031年まで)
特にAWSに特化しているため、EC2での運用を崩さないのであれば最適。
ただし他のVPSに移植するなどの場合は運用しにくくなる。その点Ubuntuだと広く対応しているしドキュメントも豊富で環境が再現しやすい。
ざっとまとめてみたが、理由の部分が弱いのでもう少し深堀り。
具体的になぜAL2023はAWSに強いのか
カギの一つはAMIで運用するときにあるらしい。
例)3か月ほど前に作ったAMIをもとにEC2を増やしたとする
dnf install nginx のようにコマンドを実行すると、普通は最新の依存ライブラリがインストールされて、前に作ったEC2とのバージョンがずれてしまうという問題がある。
それを解決するのは、AL2023にあるversioned repository / deterministic upgradesという仕組み。
これのおかげで特定のバージョンのrepositoryとAMIが結びついており、以前と同じバージョンの環境を作成することができる。
つまるところ「同じAMIから起動する複数インスタンスでパッケージバージョンを一致させる」という目的で使うのであれば、AL2023は非常に強力な仕組みを持っているということになる。
AWS上の交換可能なインフラ部品として使いたいのであれば、それ専用のやり方を提供してくれているというのがAL2023の特徴である。
しかしUbuntuは強い
他にもAL2023ならではの利点についていくつか調査してみた。
Graviton, SSM, CloudFormation, セキュリティ, サポート……。
どれもAL2023は確かに強いのだが、Ubuntuも追随するように最適化してきている現状があり、実際のところほとんど差が無いというのが現状のよう。(これ以上詳しいことは知識不足で追いきれず……)
まとめ
これまでは慣習でAmazonLinux2023を選択していたし、何の疑いも持っていなかったが、これを機に「Ubuntuの方が汎用的で良いのかもしれない」と思い直している。
サーバー移管などは普段から身近であり、今のところあらゆる場所からAWSへの移管を進めているのだが、AWSに変わる別のクラウドサービスが挙がってきたとしたら……?
まったく議論の俎上になかったものが出てきて驚いているが、こういった当たり前になっていることを疑うのは大切だと思った。もっと具体的なところに降りていけるようになったら理解をもっと深めたい。